日本書紀と香木伝来

香木は、いつ日本に伝来したんでしょうか。
「日本書紀」の推古天皇3年(595年)夏4月「沈水、淡路島に漂着れり。その大きさ一いだき。島人、沈水ということを知らずして・・・」が、日本の歴史上、お香についての最初の記録だそうです。

(「沈水:じんすい」とは沈水香・沈香の事)
長さ2メートル半もある「その香木」を、島の人々はただの流木と思いかまどに投げ入れ、そのかぐわしい香りに驚き朝廷に献上したといいます。
その不思議な木に出会った人々の驚きは、どんなだったでしょう。

それより50年ほど遡る538年(552年の説あり)に、百済から日本に仏教が伝えられた記録があり(仏教公伝)、香木も仏像や経典と共に伝えられたと考えられているようです。

**写真は、香木(右下)が海に流されている場面をデザインした、線香のパッケージの一部です。左上には、4羽の千鳥が飛んでいます。



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