「懐石」と「会席」

今日の日経新聞土曜版「NIKKEIプラス1」の「その違いわかりますか」のコーナーに「懐石料理と会席料理」の見出しを見つけました(写真)。
どちらも和食の料理で、「かいせきりょうり」と同じ読み。
「茶道」の世界で言うのは「懐石」だろうと

は思っていましたが、その違いをしっかりと知ることはなく、ずっと、気にしていました。

ライターの松田亜希子氏によると・・・
「懐石料理の始まりは安土桃山時代。茶人・千利休が茶会でふるまった一汁三菜の食事が原型だ。ちなみに懐石という言葉は、禅僧が懐に温めた石を入れて、寒さや空腹をまぎらしたという故事に由来する。(中略)本来、茶を喫する前の空腹を適度に満たす軽い食事というわけだ。」・・・語源を知ると、判り易いですね。「会席料理は、江戸時代の中ごろ、町に登場した料理屋が、会席料理や本膳料理という当時のフォーマル料理をアレンジ。堅苦しい作法をなくして、酒を楽しむために生み出した、いわば宴会料理だ。」・・・なんとなく分かって来ました。「一品ずつ順に供されるのは(中略)同じ。大きな違いといえば、白いごはんが出る順番と回数だろう。茶の湯の会席では、ごはんを3回食べる(最初に向付とともに、途中お替り、最後に湯漬けで・・・<投稿者注>)。(中略)会席は酒宴の料理なので、ご飯は最後に出てくるのが通例だ。」
・・・「ガッテン」しました。

ただし、説明の中で「本膳料理」という言葉が出てきたのが気になります。「点心」等という言葉もありますね。
機会があったら、こちらも調べてみたいと思います。


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