お正月の風物詩のひとつ「東京箱根間往復大学駅伝競走」通称「箱根駅伝」の第88回大会が昨日・今日(1/2・3)の2日間に行われ、東洋大学が1年ぶり3回目の優勝を果たしました。
往路5区を走った4年生のエース「山の神」柏原竜二君
(写真・昨日のNHKテレビより)は、4年連続区間賞3度目の区間新記録で、往路新記録に貢献し、大会MVPにも選ばれました。
復路もエース以外の活躍で新記録を出し優勝、総合では8分以上も記録を更新し驚異的な新記録で完全優勝です。
高校時代の悪友S君が大学の時に隣の駅で下宿していて東洋大学野球部で活躍していたことや、私が在籍していたワンダーフォーゲル部が東洋大学と交流があったりした縁で、3年前に柏原君の活躍で初優勝してから、ずっと応援を続けてきました。
自分が応援しているチームが勝利するのは大変痛快ではありますが、昨年は、大会記録を更新しながらも早稲田大学にさらに上を行かれて大会史上最小時間差21秒で2位に甘んじ、三連覇を逃すことに・・・。10区間を襷でつなぐわけですので、一人当たり約2秒の差でした。
「柏原頼み」のチームから脱却して、来年も優勝が狙えるようなチームに成長したのは、昨年の屈辱があったからでしょう。数秒に泣きたくないという思いからだったのでしょう。
とはいえ、全力を出し「尽くす」ことは、言葉で言うほど簡単なことではありません。「人はそんなに強く無い・・・。」
そこで、最後の大会となる4年生は、毎月1回全員集まって雪辱を誓い合ったといいます。目標を持ち続け、力を合わせると「人は何と強いのでしょう。」チーム一丸となった結果、驚異的な記録での優勝です。素晴らしい若者たちではありませんか。
勝利を逃したチームが声を揃えて「箱根への思いが全然違った。完敗だ。」と。
福島出身の柏原君はインタビューで「僕が苦しいのはたった1時間半。福島の人たちは、ずっと苦しい。」と。
人は何と強く「なれる」ものなんでしょう。
・・・1年ぶりに、高校時代の悪友S君にお祝いのEメールを送ることができました。今夜は、とびきり旨いお酒を飲んでいることでしょう。