「家紋が語る…」
10月3日(水)の「日本経済新聞」の「文化」欄に「家紋が語る先祖の本音(写真)」のタイトルで、香道に馴染みの深い「源氏香(之図)」の家紋についての話題が掲載されていました。
日本家紋研究会会長・高澤等氏は、全国の墓地を調査
しているらしいのですが・・・「東京都豊島区の雑司が谷に泉鏡花の墓がある。墓石に刻まれた家紋は『源氏香』と呼ばれる種類のもの。香道で香りの組み合わせを示す意匠で、鏡花の家紋は中でも『紅葉賀(もみじのが)』という非常に珍しいものだった。泉家の家紋は代々、笹竜胆を使っていると聞いていたがこれはなぜだろうか。よくよく考えて答えがわかった。鏡花は尾崎紅葉の弟子。氏への敬慕の念を家紋にしたというわけである。(中略)深い感銘を受けた。家紋は時に人の思いを深く刻む。」ということです。
香道に関わっている私にとって、大変興味深いエピソードでした。
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