「鶯」と「目白」

四代・和佐吉

2012年03月10日 14:18

今日の日経新聞土曜版「NIKKEIプラス1」の「その違いわかりますか」のコーナーに「ウグイスとメジロ」の見出しを見つけました(写真)。
ようやく春めいてきて、民家の庭先などで、美しく咲いた「紅梅」や「白梅」を見かけるようになりましたが、これに「ホーホケキョ」と
聞こえてくれば文句ありません。
「ホーホケキョ」とくれば、もちろん「鶯(ウグイス)」。香道の世界でも「鶯香」をはじめとする多くの組香で愛でられています。
ところが、恥ずかしい話ですが、4~5年前まで私は「鶯」を他の鳥と勘違いをしていたんです。
今回の記事を見ると、私だけでなく、多くの方が勘違いしているのを知って、ほっとしました。

ライターの松田亜希子氏によると「(前略)そういえば『梅にウグイス』という慣用句があるけれど、この意味は『取り合わせのよい2つのもののたとえ』。でも実際に梅の蜜を吸いにくる鳥は、実はウグイスではなくてメジロなのだ。ウグイスは主に虫を食べ、ササや低木の茂みを好むので、声は聞こえど、なかなか人前に姿を現さないのだという。」とのこと。
公益財団法人日本野鳥の会の岡本裕子氏は「ウグイス色というと黄緑を連想する人が多いですが、本物のウグイスは薄茶色。まさに黄緑色をしているのがメジロです。」という。

子供の頃、八百屋に行くといつも母に買ってもらった大好物の黄緑色の「ウグイス豆」。
・・・ややこしい呼称は勘弁してください。

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