「冬期五輪」

四代・和佐吉

2014年02月22日 18:58

浅田真央選手の冬期五輪が終わりました。
結果は、当初の期待を大きく裏切る6位。
それでも、彼女の演技をテレビで見ていて、涙が止まりませんでした。
改めて、スポーツの本質を知らされたような気がします。
一番大切だったのは、頂点の証明書ではなくて、頂点を目指して全身全霊をかける、その精神その姿にあったんですね。

彼女が現在のルールの中で高難度のトリプルアクセルにこだわった時点で、非効率的、無謀な挑戦であり、メダルからは遠ざかっていたのかもしれません。
でも、あの演技終了直後の涙と笑顔を見ると、彼女が一番求めていた頂点は、メダルよりも自分の理想の演技だったように思えます。
メダルのことだけ考えると、賢い選択でなかったようにも映りかねませんが、オリンピックで世界の誰も挑むことすら無い大技に挑んで成功させたメダル圏外のアスリートが、この日本に私達と同時代にいたことを誇りに思おうじゃありませんか。

アクセル成功おめでとう、浅田真央選手。
私たちは、メダルよりも素晴らしいものを、貴方から頂きました。
本当にありがとう。

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